能勢町「てっぺん糀工房」にかまどを設置

「とことん」こだわる人をご紹介♪

大阪府能勢町の工房に「かまど」を設置

こんにちは。
朝晩ひんやりとして、少しずつ秋が深まってきました。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

重さ200キロ、珪藻土(けいそうど)でできたかまど

本格的な冬を前に、大阪府能勢町の糀(こうじ)工房に、かまどを設置させていただきました!
重さ200キログラム。
珪藻土(けいそうど)でできています。
グートンライフの力持ちスタッフが運び込みました。
3升と6升の羽釜(はがま)は、応援の意味も込めて、当社からプレゼントさせていただきました。

アルミ製の羽釜(はがま)

工房の名は「てっぺん糀工房」
能勢町にお住まいの谷口寛(ゆたか)・恵子さんご夫婦が3年前にスタートされました。
もともとは、がらんとした古民家の車庫。
グートンライフがリフォームを担当させていただきました。

てっぺん糀工房(大阪府能勢町)

糀(こうじ)に魅せられてまちおこし

谷口恵子さん・寛(ゆたか)さん

谷口ご夫婦は、もともとは豊中市に住んでおられました。
田舎暮らしに憧れて、15年前に能勢町の古民家に移住。
「淡路島、和歌山、丹波、三田、篠山、日本海。2年がかりでいろいろな所を探して、
たまたま見つかったのが今の家です」(寛さん)

自分たちで野菜をつくりながら、友だちの輪を少しずつ広げていきました。
ある時、町がよびかけ、地元米を使った糀でまちおこしをすることに。
お2人にも声がかかります。

「糀なんか全然興味がなかったんです。仕方なくやり始めたんですけど」
と、恵子さんは笑います。

昔ながらの伝統食。おいしい、栄養がある、健康にいい。
勉強するうちに糀の奥深さに魅せられ、3年前に私財をつぎ込んで工房を建てるまでに。
「まちおこしの役に立ちたい」という強い気持ちが、2人の背中を押しました。

こだわりの糀が人気商品に

人気商品「てっぺん糀」

今は、ご夫婦の想いに共感した20人ほどの地元のメンバーが、工房をお手伝いしています。
「商品の売り上げから設備投資や原料代を引くと、お手当をちょっと出せるくらい」(寛さん)
「何億円かかせいだらいっぱい出すからね、って言っています(笑)」(恵子さん)

地元のもち米を蒸して糀をつけ、生の糀をつくる。
その糀から、甘酒や塩糀、出汁糀、醤油糀をつくる。
糀で味付けしたお弁当も好評です。

ご近所のメンバーが糀づくり

素材は地元の有機野菜など、安全でおいしいものを厳選。
「これは絶対おすすめできる、というものしか売りません。それが生きがいっていうかな」(寛さん)

糀やお弁当は、能勢町の道の駅で販売しています。
リピーターが多いそう。

お弁当用のハンバーグ。味つけはもちろん糀

かまどで無農薬大豆を使った味噌づくり

「火入れ式はいつにしようかな」

11月から2月ごろにかけては、味噌づくりのシーズン。
無農薬の青大豆を、今回設置したかまどで炊きます。
ゆであがった大豆に糀をいれると、それはそれは美味しいお味噌ができあがるとか。

「たぶん、かまどでご飯も炊くと思います。メンバーみんなが炊きたい!って」(恵子さん)

うーん、おいしそう!
地域のみなさんの、あたたかい想いがこもった糀や味噌。
工房の中には、幸せな空気が漂っていました。

糀をつくる「室(むろ)」の中で。ひと冬で1トン以上を生産します

これからやりたいことは? とお聞きすると、
「後継者をつくること」との答えがかえってきました。

能勢町には、「無農薬野菜をつくりたい」「田舎暮らしをしたい」という若者が少しずつ移り住んでいます。
そんな人たちを巻き込めたら・・・。
お2人の夢はふくらみます。

甘糀で作った甘酒。絶品のおいしさでした!

これからの「てんぺん糀工房」の展開が楽しみです。
まずは、かまどで大豆を炊いて味噌作り。
忙しくなりそうです。

ところで、恵子さんのお肌はツヤツヤ。
もしや糀のおかげでは? とにらんでいます。
「てっぺん糀工房」の商品は、能勢町の道の駅で手に入ります♪ ぜひ。

by広報部スタッフ

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